ふるさと納税が保険料の減額につながるという話を聞いたことがあるかもしれませんが、本当のところはどうなんでしょうか。

ふるさと納税と保育料の関係についてまとめてみました。

 

保育料算定の仕組み

平成27年4月から保育制度が変わって、保育料算定の基礎が「世帯の所得税額」から「世帯の市町村民税所得割額」になりました。

「市町村民税所得割額」というのは住民税のことですね。

そして、保育料を算定する時ですが住民税に関する調整控除額や寄付金控除額といった税額控除前の金額を使います。

 

保育料を減額する方法

保育料は住民税所得割額で決まるので、所得税を節税することで減額が可能です。

(所得控除などがあるため保険料が安くなります)

そのため、「ふるさと納税で保育料が下がるのでは?」と思われがちですが、残念ながらふるさと納税による控除は税額控除になります。

そのため、税額控除前の金額である「住民税所得割額」には影響を与えないのです。

ふるさと納税をすることで住民税は安くなるので節税効果自体はありますが、ふるさと納税したからといって保育料が下がることはありません。

私の知り合いに「ふるさと納税をしまくれば保育料無料じゃん♪」と思っていた人がいましたが、無料になることはないどころか影響自体がないので気をつけてください。

すまい給付金や高校の授業料と混同しがち

ふるさと納税で保険料が安くなると思っている人は、すまい給付金や高校の授業料と混同してしまっているんだと思います。

すまい給付金は、保育料と同じくふるさと納税の影響を受けないのでふるさと納税したからすまい給付金を多くもらえるということはありません。

ただ、高校の授業料(就学支援金制度や私立高等学校等授業料軽減助成金) は、ふるさと納税控除後の金額で判断されるので、ふるさと納税することで授業料が減るなどの影響が出てきます。

ふるさと納税が与える影響をまとめると、

  • 保育料は安くならない
  • すまい給付金が多くならない
  • 高校の授業料は減る場合がある

ということになります。

 

まとめ

というわけで、保育料を下げるために節税自体は有効ですが、ふるさと納税をしても保育料の減額はできないということになります。

ただ、ふるさと納税自体は住民税を安くすることにつながるので保育料と切り離して考えても、やる価値はあると思います。